髪の毛のうねりを改善するための10の方法！プロに聞いたヘアケアのコツ

「髪の毛のうねり」って困りますよね。

朝のスタイリングに時間がかかりますし、時間がたつともとに戻ってしまったり。

特に季節の変わり目や湿度の高い日には、うねりが強くなりやすく、スタイリングさらに手間取ることも。

この記事では、うねり髪の主な原因から、実際に効果的な改善方法までを詳しく解説します。

シャンプーやトリートメントの選び方、プロから教わったヘアケアテクニックなど、うねり髪を美しく保つための情報をご紹介。

あなたの髪の悩みを解決するための第一歩として、ぜひこの記事を参考にしてください。

はじめに

うねり髪の悩みとは？

うねり髪の悩みは色々ありますが、以下に主なものを挙げます。

スタイリングの難しさ

うねり髪は思うようにスタイルをキープしにくく、特に湿度が高い日や風の強い日には形が崩れやすい。

乾燥

うねり髪は乾燥しやすく、その結果、髪がパサついたり、キシキシとした手触りになることがあります。

まとまりのなさ

髪がバラバラと広がってしまい、まとまりにくいのが特徴。これにより、髪全体がふわっとした印象になることがあります。

手触りの悪さ

ダメージの蓄積

うねりを抑えるために繰り返しストレートアイロンを使用すると、髪にダメージが蓄積しやすくなります。

スタイリング製品の多用

うねりをコントロールするために、スタイリング製品を多用することがあり、それが頭皮や髪の健康に悪影響を及ぼすことがある。

カットの難しさ

うねり髪はカットの際に、どのように乾かすとどのような形になるかを正確に予測しにくいため、希望するヘアスタイルに仕上げるのが難しいことがあります。

なぜ髪はうねるのか？

髪がうねる原因は複数あり、以下に主なものを挙げます

髪の構造

人の髪の毛は、ケラチンというタンパク質でできており、このケラチンの分子構造が髪の形状を決定します。

ケラチンの分子が特定のパターンで結合すると、髪はカールしたり、うねったりします。

また毛穴が何らかの原因でゆがみ、まっすぐに生えない場合もうねりになります。

湿度

髪の毛は水分を吸収する性質があり、湿度が高い環境では髪の水分バランスが乱れ、うねりやすくなります。

髪のダメージ

カラーリング、パーマ、ブリーチ、頻繁なヘアアイロンやドライヤーの使用など、髪にダメージを与える要因が多いと、髪の表面のキューティクルが乱れ、うねりやすくなります。

遺伝

髪の質や形状は遺伝的に決まる部分もあり、親や祖父母がうねり髪である場合、その特徴を受け継ぐことがあります。

ホルモンバランスの変化

出産、更年期、月経周期など、ホルモンバランスの変動がある時期には、髪質が変わることがあり、それがうねりの原因となることも。

生活習慣の乱れ

睡眠不足、不規則な食生活、喫煙、飲酒、ストレスなどによって髪の傷みが悪化し髪に栄養が届かずうねりやすくなります。

毛穴の詰まり

頭皮の毛穴にシャンプーの洗い残しや過剰に分泌された皮脂、古くなった角質などの汚れが詰まると、うねりがさらにひどくなることもあります。

これらの要因が組み合わさることで、髪はうねることが多くなります。

適切なケアや生活習慣の見直しで、うねりを軽減することが可能です。

うねり髪の主な原因と対策としてのケア

季節の変わり目

季節の変わり目は、多くの人が髪のうねりやまとまりにくさを感じる時期です。

特に春と秋の気温や湿度の変動が激しい時期には、髪のコンディションが不安定になることが多いのですが、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。

1.湿度の変動

春や秋には、湿度が高くなったり低くなったりと変動が激しいです。

髪の毛はこの湿度の変動に敏感に反応し、水分のバランスが乱れることでうねりやすくなります。

2. 温度の変化

季節の変わり目は、日中と夜間の気温差が大きくなることが多いです。

この急激な温度変化は、髪のキューティクルを開閉させ、髪の内部の水分バランスを乱す原因となります。

3. 強風や乾燥

春や秋は、強風が吹く日が増えることが一般的です。

強風は髪の表面を乱し、乾燥させる効果があり、これがうねりの原因となります。

4. 頭皮のコンディション

季節の変わり目は、頭皮の乾燥やフケ、かゆみを感じる人が増える時期でもあります。

頭皮の健康が乱れると、髪の毛の生える環境も悪くなり、うねりやすくなることが考えられます。

出産やホルモンバランスの変化

出産やホルモンバランスの変化は、女性の体にさまざまな影響を及ぼします。

その中で、髪の質やテクスチャーの変化も一つの大きな変動として挙げられます。

特に、うねり髪や髪質の変化を感じる女性は少なくありません。

では、なぜこれらの変化が髪に影響を及ぼすのでしょうか。

1.ホルモンの影響

女性ホルモン、特にエストロゲンは、髪の成長や質に大きく関与しています。

妊娠中はエストロゲンの分泌が増加し、多くの女性が髪が太く、ツヤツヤになることを経験します。

しかし、出産後や授乳期にはこのホルモンの分泌が減少し、それに伴い髪の質が変わることがあります。

2. 髪の生育サイクルの変動

妊娠中のホルモンバランスの変化は、髪の生育サイクルにも影響を及ぼします。

出産後、一時的に大量の髪の毛が抜ける「産後脱毛」を経験する女性も多いです。

このような髪の変動は、髪のうねりや質の変化を引き起こすことがあります。

3. 体の水分・栄養バランスの変化

妊娠や授乳は、体の水分や栄養のバランスにも影響を及ぼします。

これが髪の水分バランスや栄養状態に影響を与え、うねりやパサつきの原因となることが考えられます。

カラーやパーマ、ブリーチ、ヘアアイロンの影響

美しいヘアスタイルを求めて、カラーリング、パーマ、ブリーチ、ヘアアイロンなどのヘアスタイリング方法を頻繁に利用する人は多いです。しかし、これらの処理は髪の健康にどのような影響を及ぼすのでしょうか。特に、うねり髪の原因として、これらのヘアスタイリング方法がどのように関与しているのかを詳しく見ていきましょう。

1.カラーリングの影響

カラーリング剤には、髪のメラニン色素を分解する成分が含まれています。これにより、髪の内部構造が弱くなり、キューティクルが乱れやすくなるため、うねりやすくなります。

2. パーマの影響

パーマ液は、髪のプロテイン結合を一時的に解除し、新しい形状を与えるためのものです。この過程で髪の内部構造が変わり、うねりやキンクが生じることがあります。

3.ブリーチの影響

ブリーチは、髪の色を脱色するための強力な化学反応を起こします。この反応により、髪のタンパク質が損傷し、髪が乾燥しやすく、うねりやすくなります。

4.ヘアアイロンの影響

ヘアアイロンは、高温で髪を直接加熱します。頻繁に使用すると、髪の水分が失われ、キューティクルが傷つき、うねりやキンクが生じることがあります。

加齢による髪質の変化

私たちの体は年齢とともにさまざまな変化を経験します。

その中で、髪の質も例外ではありません。

加齢に伴う髪質の変化は、うねり髪の原因の一つとして指摘されることが多いのですが、具体的にどのような変化が起こるのでしょうか。

1.ホルモンバランスの変動

年齢を重ねると、特に女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少します。

このホルモンは髪の健康や質に影響を与えるため、その減少は髪の乾燥やうねりを引き起こす可能性があります。

2. 髪の毛の細さ

加齢により、髪の毛の太さが細くなることが一般的です。

細くなった髪の毛は、外部の刺激に対して脆弱となり、うねりやすくなります。

3. 頭皮の健康

健康な頭皮は、健康な髪の毛の土台となります。

しかし、加齢により頭皮の血行が悪くなると、髪の毛に必要な栄養が十分に届かなくなり、髪質が変わることがあります。

4.髪の水分・油分のバランスの乱れ

年齢を重ねると、髪や頭皮の水分・油分のバランスが乱れやすくなります。

これにより、髪が乾燥し、うねりやすくなることが一因となります。

うねり髪を改善するための基本的なケア

正しいシャンプーの選び方と洗い方（改善方法５）

髪質に合わせる

うねり髪の方は、弱酸性のシャンプーで特にアミノ酸シャンプーを選ぶと良いでしょう。

ケラチンが含まれているものがおすすめです。

シャンプーの前に

シャンプー前にブラッシングをして毛先の絡まりをとっておくこともポイントです。

シャワーの水が頭皮まで届きやすくなります。

髪を濡らす前に頭皮マッサージを取り入れることも効果的です。

毎回１～２分、トップを中心にマッサージし頭皮を柔らかくほぐすことで、栄養が届きやすくなり、健康な髪が生えやすくなります。

また、頭皮マッサージを取り入れることで毛穴のゆがみを整えていくこともできます。

髪を濡らしたら、まず36～38度のお湯で頭皮と髪がしっかり濡れるまで予洗いを行います。

予洗いを行うことで汚れが落ちやすくなり、シャンプーの泡立ちもよくなります。

シャンプーのポイント

シャンプーをしっかり泡立てたあと、指の腹を使って頭皮をもむように丁寧に洗いましょう。

洗い流すときは１～２分ほどシャワーを当て、洗い残しがないようにしっかり流すことが大切です。

トリートメントの効果的な使い方（改善方法６）

髪の中間から毛先にかけて

トリートメントは、髪の中間から毛先にかけてのみを中心に塗布します。

頭皮に直接塗布すると、頭皮のトラブルの原因となることがあります。

時間をしっかり取る

トリートメントの成分が髪の内部に浸透するためには、一定の時間が必要です。

指定された時間以上、トリートメントを髪に浸透させることで、より効果的なケアが期待できます。

週に１～２回のスペシャルケア

週に１～２回は、ヘアマスクやヘアパックを使用して、より集中的なケアを行うと良いでしょう。

日常のヘアケアのポイント（改善方法７）

乾かす前の水分をしっかり取る

シャワー後、髪の水分をタオルでしっかりと取り除きます。

これにより、ドライヤーの使用時間が短縮され、髪へのダメージを軽減できます。

熱をブロック

ヘアアイロンやドライヤーを使用する前に、ヒートプロテクトスプレーを髪に吹きかけたり、ヘアオイルをつけることで、熱から髪を守ります。

頭皮マッサージ

頭皮の血行を良くすることで、髪の健康をサポートします。

シャンプー時やリラックスタイムに、頭皮マッサージを取り入れると良いでしょう。

定期的なクレンジング

頭皮をきれいに保つことで毛穴のゆがみの悪化を防ぐことができます。

定期的に頭皮クレンジングを行うことで、毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除き頭皮をきれいにしましょう。

乾燥が気になる場合は、アルガンオイル、ホホバオイルなどを使ったオイルクレンジングを。

皮脂が多い場合や頭皮の血行をよくしたい場合は、炭酸クレンジングを。

はじめての人はクレンジングシャンプーから試してみるとよいでしょう。

週に１回を目安に続けてみましょう。

よりしっかりケアしたい場合は、月に１回サロンなどでヘッドスパをするのもおすすめです。

うねり髪の悩みは、日常の正しいケアで大きく改善することができます。上記のポイントを参考に、自分の髪に合ったケア方法を見つけ、美しい髪を手に入れましょう。

プロがおすすめするうねり髪対策

プロがおすすめするうねり髪対策を2つの視点からご紹介します。

美容サービスでの髪質改善方法（改善方法８）

縮毛矯正

うねり髪の根本的な解消法として、縮毛矯正があります。このサービスは、髪の内部構造を変えることで、ストレートな髪質を持続的に保つことができます。

トリートメントサービス

サロン専用の高濃度トリートメントは、髪のダメージを修復し、うねりを抑える効果があります。

特に、蒸しトリートメントやオイルトリートメントは、深部まで浸透し、髪の内部からうねりを改善します。

髪質改善（酸熱）トリートメントも効果的。

ヘッドスパ

頭皮の健康を整えることで、髪のうねりやダメージを予防するヘッドスパもおすすめです。

血行を促進し、髪の栄養供給をサポートすることで、うねり髪の原因を根本から解消します。

自宅でのヘアケア製品の選び方（改善方法９）

シャンプーやトリートメントの成分をチェック

うねり髪には、洗浄力の強いシャンプーは避け、弱酸性のもの、特にアミノ酸シャンプーがおすすめです。

インバストリートメントは、アルガンオイルやヒアルロン酸、ケラチンなどの保湿・修復成分が豊富なシャンプーがおすすめです。

トリートメントは定期的に

週に１～２回、深部修復のヘアマスクやヘアパックを使用し、髪のうねりを予防しましょう。

ヘアオイルやアウトバストリートメント

洗髪後、タオルドライした髪にヘアオイルや洗い流さないトリートメントを使用することで、髪の保護膜を形成し、うねりを抑える効果が期待できます。

うねり髪の悩みは、プロのアドバイスや適切なヘアケア製品の選び方によって、大きく改善することができます。

上記のポイントを参考に、日常のケアやサロンでのサービスを選ぶ際の指針として活用し、美しい髪を手に入れる一歩を踏み出しましょう。

髪のうねりを抑えるスタイリング（改善方法10）

ドライヤー

シャンプー後は髪を濡れたままにせず、すぐに乾かしましょう。

前髪がある場合は、先に乾かします。

前髪を先に乾かすと生えグセの収まりが良くなります。

内側の髪からはじめていき、毛先、表面の順に風を当てていく。

８割くらい乾いたところで、手をブラシに見立てて引っ張りながら乾かします。

８割くらい乾いたあと、引っ張りながら乾かすことでキューティクルが整い、ツヤとまとまりが出ます。

ヘアアイロン

熱をブロック

あらかじめ熱をブロックするトリートメント剤を髪につけて保湿しておくことが大切です。

ハチを境に髪を上下で分けてブロッキング

ハチ上と表面の毛束をとるようなイメージで分けておきます。

ブロッキングすることでアイロンがかけやすくなります。

ハチより下の髪をストレートアイロンで伸ばす

軽く引っ張りながらかけていき、髪を伸ばすように仕上げます。

ただし強く引っ張っりすぎると負担になるので、あくまでも軽い力で行ってください。

ブローするようにサッと熱を通すイメージです。

最後にハチ上と表面の髪を伸ばす

ハチ上と表面の髪も、軽く引っ張りながら伸ばすように仕上げます。

表面の髪に熱を加えると、ツヤとまとまりが生まれます。

スタイリング剤

バームやワックス、ヘアオイルなどテクスチャーが重めのスタイリング剤を使うと、うねりで髪が広がるのを抑えられます。

スタイリング剤を両手になじませて少し温めてからセットします。

頭皮につかないようし、毛先から髪の中間くらいまで順に丁寧になじませます。

（オイルを使う場合はジェルなどを少し混ぜると使いやすくなります。）

広がりを抑えたいときはバーム、広がりを抑えつつ髪に動きをつけたいときはワックスなど、髪質や好みのスタイリングに合わせて使い分けてみるとよいでしょう。

まとめ：うねり髪の悩みを解決するためのステップ

うねり髪の悩みは、正しいケアとステップを踏むことで、確実に改善することができます。

上記のステップを参考に、日々のケアを見直し、美しい髪を手に入れるための努力を続けましょう。